神主の役職って?

Q.神社の社長とかあるの?

 

神社で働く人を神職と呼びます。

そんな私も神職です。

 

こんにちは、けんたろーです。

 

 

神官という言葉もありますが、神官は祭儀を担当していた戦前の公務員の事で、太平洋戦争の前には伊勢神宮の神職の一部の人がそう呼ばれていました。

現在は神官という役職は存在していません。

同じように太平洋戦争の前と後では変わったことがあります。

戦前は男性しか神職になれませんでしたが、戦後は女性も神職につけるようになりました。

亀有香取神社では女性神職が一名います。

 

神社に勤める神職には、その神社における職業階級があります。

そのことを「職階(しょっかい)」と言います。

亀有香取神社は宮司、権禰宜(二名)、巫女(二名)で御奉仕しています。

原則として宮司と禰宜は一つの神社には一名ずつですが、大きな神社や由緒ある神社になると、役職がさらに増える場合もあります。

 

 

1.「大宮司」(だいぐうじ)又は、「名誉宮司」(めいよぐうじ)

会社でいえば会長といいますか、次の世代に神社の実務と宮司の位を譲って、日常的な神事には携わらなくなってくる人が多い場合があります。

しかし、中には前線で日常の神事や祭儀や御祈祷などを行う大宮司さんもいらっしゃいます。

(未だに最前線で奉仕をしている大宮司、パワフルですね~)

 

2.「宮司」(ぐうじ)

神社の代表者です。会社でいえば社長にあたる役職になります。

最終的な決定権や、神社の名をしっかりと守っていかなければいけません。

(私がさまざまな神社をみてきて、宮司に就いている方々は何か超越的な部分を持っている気がします・・・)

 

3.「禰宜」(ねぎ)

神社の社長こと、宮司の補佐役になります。

会社でいえば、専務または部長という役職でしょうか。

多くの神社では、この葱があらゆる実務を指揮し、また勤めています。

(何事も一人ではできません。宮司の右腕、秘書といいますか~)

 

4.「権禰宜」(ごんねぎ)

さらに禰宜の補佐役になります。

会社でいえば、課長から係長といった役職でしょうか。

多くの神社では、基本実務である神事、祭儀、祈祷祈願の祝詞奏上などを受け持つ場合が多いようです。

氏子(うじこ)地域の方などと接する機会が多く、最前線で奉仕をする神職です。

(改めまして、権禰宜のけんたろーです・・・照)

 

5.「出仕」(しゅっし)

神職見習いです。

会社でいえば平社員から主任の役職でしょうか。

神社によっては10年間ほど出仕で修業をつんで、職階が上がるところもあります。

(良い建物を作るには基礎は大事です。人にも言える事だと感じます)

 

※神社によっては「権宮司」(ごんぐうじ)など他にも職階がある神社もあります。

 

なお、巫女(みこ)は正式には神職には含まれません。

また神職ではなく、神社の仕事に奉仕をする人を「白丁」(はくちょう)と言います。

いわばお手伝いさんなのですが、この白丁も神職には含まれません。

(現代風でいうとメイドさんと言いますか・・・)

 

女子高生や女子大学生がアルバイトとして巫女を務めたり、神社の近所に住む他に本業を持っている人が、臨時に白丁を務めたりすることがあります。

正式な神職ではなくとも、巫女や白丁も神職同様に毎日神明奉仕(しんめいほうし)しています。

また、ものすごく勤勉な為、我々神職も見習う部分があります。

 

さて、今回は神職の職階について書かせていただきましたが、各職階の担当する分野は神社によって全く異なってくる場合があります。

中には宮司が最前線で掃き掃除をする神社もあれば、禰宜が雑務をこなす神社もあります。

しかし、全国の神社に共通すること、それは神明に奉仕する事だけは何一つかわりません。

 

かしこみかしこみ。